遠州地方では、古くから「豚足」のことを「おもろ」と呼んでいます。 語源は定かではありませんが、琉球語の「おもろ」に由来するといわれています。 下処理を施した豚足を、砂糖と醤油で甘...
大石焼とは温泉の湯で材料を練り「かた焼き」にしたもので素朴な味のお煎餅です。 明治時代以前から続く手作りのお煎餅で直径約15cmもあり忍者の携行食だったと言われています。 御在所ロ...
へんば餅とは三重県伊勢市の老舗和菓子店「へんばや商店」が製造販売する餅菓子です。 米粉を用いた丸く平らな餅は独特の食感があり、両面に焼き色がついたお餅は香ばしく、口溶けのよいこ...
太閤出世餅とは上品な甘さに炊きあげた粒あんをつきたての餅でくるみ一つ一つ手作業で丁寧に手焼きした和菓子です。 天下人秀吉が好んで食べていたこの餅はやがて伊勢の人々から「太閤餅・...
さわ餅とは三重県伊勢志摩地方の名物菓子です。薄くのばしたのし餅を四角く(ほぼ正方形に)切り、こしあんをのせて二つ折りに包んだシンプルなお餅です。 名前は、伊勢神宮の別宮、伊雑宮...
神代餅とは天然のヨモギで作った草餅の中にほどよい甘さのつぶあんが入ったひと口サイズのお餅です。 草の香りがさわやかな神代餅は天然のよもぎだけで色と薫りを出し、添加物を一切使用せ...
みしまコロッケとは箱根西麓でとれた三島馬鈴薯(メークイン)でつくったコロッケのことです。 中はしっとり甘いコロッケ。中の具や形のアレンジは各店舗に任されているので、多彩な味わい...
安倍川餅(あべかわもち)はつきたての餅に砂糖を入れたきな粉をまぶしたもので、静岡市を中心とした中部地域の郷土料理です。 「安倍川もち」の名前は県内に流れる安倍川にちなんだもので...
「たまごふわふわ」とは、江戸時代の文献「仙台下向日記」に登場した料理で、袋井宿の大田脇本陣で宿泊客の朝食に出されたとされており、全国的に人気のあった料理です。 材料は、たまごと...
黒はんぺんは、鯖、鰺、鰯などをすり身にして茹でた物で、形は半円形で色は灰色の練り物です。焼津の特産品ですが、ほぼ県内全域で食されています。 県外では、はんぺんといえば白い練り物...
「くじらのたれ」は、くじら肉をたれに漬け込んで干した千葉県南房総の郷土料理。見た目は炭や海苔のように真っ黒で、木の皮のような見た目である。「くじらのたれ」に使用されるクジラは体...
「ばらっぱまんじゅう」は、千葉県の北総地域で古くよりつくられており、夏祭りやお盆などのハレの日に食べられている。麦秋が過ぎる頃、収穫が終わった小麦を粉に挽いて、自家製のあんを使...
津軽地方の中でも主に日本海側の西北地域で特にに食べられてきた郷土料理。もち米を蒸し、赤しそやキャベツ、きゅうりの古漬けなどと合わせて乳酸発酵させた、いわば「ごはんの漬物」ともい...
全国トップクラスの昆布の生産量を誇る北海道では、サケやニシンなどの魚を昆布で巻いた「昆布巻き」が根づいています。「昆布巻き」には、日高地方でとれる繊維質が少なく柔らかい日高昆布...