すしこ

全国的にも珍しい「ごはんの漬物」
すしこ

すしことは

津軽地方の中でも主に日本海側の西北地域で特にに食べられてきた郷土料理。もち米を蒸し、赤しそやキャベツ、きゅうりの古漬けなどと合わせて乳酸発酵させた、いわば「ごはんの漬物」ともいうべき非常に珍しくユニークな料理である。津軽地方の西北地域は、江戸時代に大規模に開墾された米どころで、どの家庭でも一斗樽に漬け込み、冬の間の保存食としてごはんのおかずにしたという。また、体力が必要な農作業時に田んぼへ持っていき、合間に食べては体力回復の足しにした。「赤めし」とも呼ばれる。
蒸したもち米に、浅漬けした赤紫蘇、きゅうりやキャベツを入れ、乳酸発酵させて作られます。赤紫蘇の色が鮮やかで、さっぱりとした味わいです。
昔は、一斗樽に漬け込み、体力の必要な稲刈りや農作業の時期に毎日食べられ、体力回復に努めたと言われています。

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すしこの作り方

すしこのレシピ(18L漬物たる1個分)

■材料
もち米 1.5kg(1升)
きゅうり 5kg
250g
赤しその葉 300g
紫キャベツ 1.5kg
赤唐辛子 1本
塩(アク抜き用) 100g
5倍酢 100ml
白砂糖 少々
■作り方
1.  きゅうりは長期漬けのようにして5%の塩で10日程度漬けておく。
2.  塩分を抜くため1日水に漬け、少し塩気が残っているうちに刻んで一晩重石をして水気を切る。
3.  赤しその葉と紫キャベツは、それぞれ別に塩もみしてアク抜きをし、水洗いしてから水気を切る。酢と砂糖を入れてさらにもむ。
4.  もち米は固めに炊いておく。
5.  冷ましたもちごはんに3から出た紫キャベツの汁を入れ、むらなくほぐす。赤唐辛子は、細かく刻んで入れる。最後に紫キャベツ、きゅうり、しその葉の順に入れ、合わせて漬けこむ。一晩で食べられる。

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