アメノイオご飯
雨の魚ビワマスを贅沢に使った秋の味覚「アメノイオご飯」
アメノイオご飯(あめのいおごはん)とは
アメノイオご飯(マスめし)は、秋に産卵期を迎える琵琶湖の固有種であるビワマスを1匹丸ごと使用した炊き込みご飯で、大勢の人が集まるときに大鍋でつくられていた。炊き上がったら、魚の身と卵をご飯に混ぜ合わせ、その上に刻んだネギを乗せる。
湖東地域、湖西地域、湖北地域、湖南地域と作り方や具材の違いがあり、近年は切り身にしてから炊く方法が普及している。また、秋だけでなく、年間にわたって冷凍されたフィレを使って炊きあげる方法もある。
ビワマスは幻の魚であり、秋の脂の落ちたビワマスを食べるために工夫された料理だとされている。
平成10年に滋賀県選択無形民俗文化財にも選ばれている。
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