サバのなれ寿司
古くから手作業で作る和歌山県の郷土料理
サバのなれ寿司(さばのなれずし)とは
和歌山を代表する郷土寿司・なれ寿司は、酢を使わずに作られる醗酵寿司です。ぬか漬けの深漬けのような独特の香りがしますが、クセになる和歌山グルメのおすすめの一品です。その歴史は800年以上とされ、平家の武将、平維盛が現在の有田川町で源氏の追討から逃げる際に食べるようにと家来から渡された飯と塩サバが偶然なれ寿司になったという伝説があります。本来の伝統的な「なれ寿司」は酢を使わず、塩のみで味付けをした鯖をご飯に乗せてアセの葉で巻き、桶に隙間なく入れ重石をして約1週間発酵させます。現在は酢や砂糖を使って味わいを整え、重石で押す時間も数時間~1日ほどと短いため、鯖の旨みや酢飯の食感を残しつつ、食べやすく仕上げた早なれ寿司が主流となっており、はじめての方にもおすすめしやすく、和歌山ラーメンとも一緒に食べる習慣もあります。
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