あなごめし

広島県宮島発祥、香ばしさと旨味が織りなす絶品「あなごめし」
あなごめし
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あなごめしとは

広島県の郷土料理「あなごめし」は、宮島で誕生した伝統的な一品です。明治34年(1901年)、山陽鉄道の開通に伴い、宮島への玄関口である宮島口駅近くで駅弁として販売されたのが始まりとされています。 この料理は、かば焼きにしたあなごをそぎ切りにし、だしで炊いたご飯の上に敷き詰めたもので、その香ばしさと旨味が特徴です。

主な食材であるあなごは、うなぎよりも脂肪分が少なく淡泊な味わいで、ビタミンAを多く含み、夏バテ防止や疲れ目などに効果的とされています。また、宮島周辺の大野瀬戸は潮流が速く、この地域で獲れるあなごは脂がのり、風味や柔らかさに優れており、「瀬戸のあなご」と称されます。

あなごめしは、年間を通じて楽しまれますが、特に7月から8月、または脂ののる11月が美味とされています。 宮島参拝の際の食事や土産物として人気があり、現在では全国に広く知られる広島の名物料理となっています。

この料理には、広島県産の日本酒がよく合います。まろやかでコクのある純米酒は、あなごの旨味を引き立て、爽やかな酸味を持つ吟醸酒は、脂ののったあなごと調和します。ぜひ、宮島を訪れた際には、伝統の味「あなごめし」と地酒のペアリングをお楽しみください。

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あなごめしのレシピ(材料(4人分))

■材料
480g(3カップ)
だし昆布 10cm角
あなご 4尾
甘酢しょうが 40g
刻みのり 少々
【調味料A】しょうゆ 大さじ1弱
【調味料A】酒 大さじ1
【調味料A】塩 小さじ1/2
【調味料B】しょうゆ 大さじ3
【調味料B】酒 大さじ3
【調味料B】みりん 大さじ3
■作り方
1.  米をといで、汚れを拭き取っただし昆布と【調味料A】を加えて、普通に炊きます。
2.  あなごは内臓と中骨を取り、【調味料B】をつけながら焼きます。
3.  炊き上がったご飯を器に盛り付け、焼いたあなごを3cmのそぎ切りにしてご飯の上に乗せ、あなごを焼いた際の残りのタレをかけます。
4.  仕上げに甘酢しょうがと刻みのりを添えて完成です。

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