五色饅頭

五色それぞれに意味がある生菓子
五色饅頭

五色饅頭(ごしょくまんじゅう)とは

金沢名物“五色饅頭”とは、5種類の生菓子を詰め合わせたものです。慶長6年、徳川二代将軍秀忠の娘・珠姫が前田家三代藩主利常侯に嫁入りしました。五色生菓子は、その祝い菓子として、本職の菓子屋・樫田吉蔵氏が創作しま した。五色とは、「日・月・山・海・里」の天地の恵みを表し、「日」はこしあんが入った丸餅に赤い米粉を上部につけたもの、「月」は白い皮のまんじゅう、「里」のイガラは、こしあんを餅でくるみ、さらに黄色く蒸した餅米をまぶしたもの、「海」はひし形のあん入り餅で、並べることで波を連想させるもの、「山」は円形の蒸しようかんで、水田を表しています。金沢では、今でも、婚礼に欠かせない祝い菓子のひとつとして、広く用いられています。

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