きび餅・あわ餅・とち餅
独特の風味と素朴な味わい
きび餅・あわ餅・とち餅(きびもち)とは
京都府は北部に丹後山地、中央部に丹波山地と1000m弱の低山地帯を擁し、中丹地域から南丹地域の大部分が山地となっています。丹波山地からは桂川をはじめとする大小の河川が山の間を縫うように流れ、里山が点在します。平地が少ない山間部では米や麦が十分に収穫できないため、きびやあわといった雑穀や、とちの実などを使った餅がつくられた。米が満足につくれない時代は主食代わりに食べられていたといわれます。
かつてはいたるところで雑穀が栽培されていましたが、米が品種改良されて栽培しやすくなってから、逆に雑穀が希少になっています。しかし、近年、その栄養価の高さから健康食として注目されることが多くなっています。
とちの実は、9月から10月にかけて収穫されるため、「とち餅」もこの時期につくられ、食べられています。「きび餅」も「あわ餅」も年末に向けてつくられ、年末年始に雑穀餅を食べる習慣がいまでも地域に受け継がれています。
きび餅の作り方
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