栃もち

すごく手間をかけて作る栃のお菓子
栃もち

栃もち(とちもち)とは

黒っぽい粒々があり、ほんのり茶色がかった栃餅は白山麓で古くから食されてきました。昔、平地が少なく米が多く採れない山間地で、飢饉の際など、少しでも多くの主食を確保しようと白米やもち米に栃の実を混ぜ、量を増やして食べたのが始まりと言います。栃餅は、このような山の暮らしの知恵からうまれたひと品で、白山麓地方では今も、正月や祭りにこの餅を作る風習があります。灰汁抜きというすごく手間のかかる工程を経なければ食べる事のできないこの食材を、昔から食べてきて、今現在にまで受け継いでいます。味は、栃の実のアクがほどよい風味として香る素朴なもので、甘さ控えめのさっぱりとした後味が特徴です。シンプルなあん入りの丸餅や、粒あんを外側にまぶしたものがあります。

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栃もちの作り方

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