角ずし
一口で味わう、大田の歴史と伝統。角ずし - 小さな形、大きな喜び。角ずし(かくずし)とは
「角ずし」は、島根県大田市の伝統的な郷土料理で、特にお祭りの際に楽しまれます。5cm程度の小さな木枠を使用し、酢飯と甘辛く炊いた野菜などの具材を重ね、最後に錦糸卵で彩りを加えて作ります。具材に魚や肉は使わず、人参やしいたけなどの野菜が中心となります。また、保存性に優れているため、特別な日やお祝い事などによく振る舞われます。「角ずし」は、地元の風味と共に、江戸時代から続く歴史と文化が詰まった、一口サイズのハッピーメモリーと言えるでしょう。 ※「箱ずし」も「角ずし」と同じく押しずしの1種ですが、その違いは、使う木枠のかたちや大きさにあります。
島根県「箱ずし」レシピムービー
角ずし(かくずし)のレシピ(4人前)
■材料
- 米4合
- 【A】 酒 8個 、出汁昆布 10cm角適量
- 【B】 酢 大さじ5 、砂糖 大さじ2 、塩 小さじ1適量
- 【C】 干ししいたけ戻し汁 1カップ 、しょう油 大さじ1、みりん 小さじ2適量
- ごぼう60g
- 人参40g
- 干ししいたけ10g
- 長天1/2枚
- 金時豆16個
- 錦糸卵適宜
- 青葉適宜
- 桜でんぶ適宜
■作り方
- 1 米はといでざるにあげAで炊く。
- 2 干ししいたけは水で戻す。(戻し汁はだし汁に使う)
- 3 ごぼう、人参はささがきにし、干ししいたけは薄切りにする。長天も細かく切る。(すしの中に入れる具材なので細かく切る)
- 4 3の具材をCで煮て味付けをする。
- 5 米が炊きあがったら、Bの合わせ酢を混ぜてすし飯をつくる。
- 6 すし飯の中に4の具材と金時豆を1個入れ、丸めて木枠に入れる。
- 7 木枠から押し出したすしの上に、錦糸卵、青葉(人参の葉等)、桜でんぶを飾る。
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