馬肉蕎麦

ごはんのお供や酒のつまみとして
熊本県のご当地グルメ

馬肉蕎麦(ばにくそば)とは

熊本県は馬肉の生産量全国1位(農林水産省令和元年畜産物流通統計)である。「桜肉」や「蹴とばし」などとも呼ばれ、馬肉の中でも馬刺しが特産として知られている。そもそもは肥後藩主・加藤清正が朝鮮出兵の際、食料がなくなりやむを得ず軍馬を食したところ、大変美味だったので帰国後も好んで馬刺しを食べたことが馬肉や馬刺しの食文化を広めたといわれている。 馬肉はタンパク質やビタミン類が豊富で、脂肪分が少ないのでヘルシーな食材だが、江戸時代の肉食禁止の時代にも栄養価の高い食材としてけが人や病人に食べさせるなど薬膳料理として提供されたという。熊本県では戦前から一部の農民の間で食されていたが、阿蘇山麓の放牧地は陸軍の軍馬の生産地で、戦後の食糧難で牛肉や豚肉の代用品として役目を終えた軍馬の肉を使ったことで馬肉料理が広まった。昭和30年代には料理店でも提供されはじめた。スーパーマーケットでも牛肉や豚肉と並んで馬肉が売られており、カレーや肉じゃがに使われるほどポピュラーな食材だ。中でも馬刺しを加工したあとに余ったこま切れ肉を使い、醤油や砂糖、しょうがを入れて甘じょっぱくほろほろになるまで煮こんだしぐれ煮は昔から庶民のおかずで、ごはんのお供や酒のつまみとして親しまれてきた。そばやうどんの具としてもお馴染みで、熊本で肉そば(うどん)といえば馬肉のしぐれ煮だった。 そば・うどん店などで提供されており、年中食べることができる。 しぐれ煮は温かいそば・うどんの具材として上にのせ食べる。

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