加古川かつめし
お箸で味わう、加古川の伝統『かつめし』— ふるさとの味、いつまでも加古川かつめし(かこがわかつめし)とは
「加古川かつめし」は、兵庫県加古川市を中心に愛され続けるご当地グルメです。戦後間もない1947年、加古川駅前の食堂で生まれ、以降加古川の名物料理として定着しました。特徴的なのは、平たく叩いたビーフカツをデミグラスソース風のタレで仕上げ、ご飯の上に載せるスタイルです。この「洋皿にご飯とカツ」という組み合わせをお箸で食べるという、洋食と和食の融合が「かつめし」の魅力のひとつです。 かつめしの魅力と進化 かつめしは、基本的にビーフカツにデミグラスソースをかけて食べるのが伝統的なスタイルですが、最近では、トンカツ、チキンカツ、エビカツなど、多彩なバリエーションも登場しています。また、かつめし専用のタレが家庭向けに市販され、加古川市内では学校給食にも取り入れられるなど、地元に深く根付いた料理です。 この料理の一番のポイントは、デミグラスソース風のタレ。各店ごとに異なる味わいがあり、甘辛さやコクが店ごとの「秘伝の味」としてこだわられています。家庭でも簡単に作れることから、地域の家庭料理としても愛されています。 地域に根付いた伝統と新しい試み 加古川市内の100店舗以上の飲食店で提供されるかつめしは、地域のアイデンティティとして大切にされています。また、最近では「かつめしバーガー」などの新しいメニューも登場し、地域の伝統を大切にしつつ、進化を遂げています。
加古川かつめしの作り方
加古川かつめし(かこがわかつめし)のレシピ(5人分)
■材料
- 米300g(2合)
- 水450cc(2・1/4カップ)
- 牛肉(スライス)400g
- 【衣の材料】小麦粉30g(大さじ3)
- 【衣の材料】片栗粉15g(大さじ1・1/2)
- 【衣の材料】酢7~8cc(大さじ1/2)
- 【衣の材料】水30cc
- 塩、コショウ、パン粉、揚げ油、カレー粉適量
- キャベツ 250g
- コンソメ、バター、ケチャップ、からし、ウスターソース適量
- 小麦粉25g(大さじ3)
- おろし玉ねぎ50g(大さじ4~5)
■作り方
- 1 米を洗って炊飯器で普通に炊く。
- 2 キャベツは2cm四方に切り、カレー粉と塩を入れた熱湯でゆでる。ザルに上げ冷ましておく。
- 3 コンソメ1個を3カップのお湯に溶かしスープを作る。
- 4 フライパンにバターを溶かし、小麦粉を加え弱火できつね色になるまで炒める。
- 5 4のフライパンを火からおろし、鍋底を少し冷ましてから3のスープを少しずつ入れながら伸ばす。
- 6 5を火にかけ、ケチャップ、ウスターソース、おろし玉ねぎを加え、混ぜながら煮詰める。味をみて塩コショウで味を調える。
- 7 牛肉は1枚ずつ広げて重ねてカツの形にする。
- 8 【衣の材料】を合わせて水で溶いておく(天ぷらの衣のように)
- 9 牛肉に塩、コショウをして8の衣のあとにパン粉を付ける。
170~180℃の油でカツを揚げる。 - 10 皿に飯を盛り、切ったカツを載せ、キャベツを添えてソースをかけ、からしを添える。
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