瓦そば
瓦の上で焼き上げる、パリッともっちりの新食感!山口名物瓦そば瓦そば(かわらそば)とは
瓦そばは、山口県下関市豊浦町の川棚温泉で生まれた、独特なスタイルの郷土料理です。熱々の瓦の上に抹茶を練り込んだ風味豊かな茶そばを載せ、その上に錦糸卵、甘辛く味付けした牛肉、海苔、ネギ、レモンのスライス、もみじおろしを添えた華やかな一品です。瓦で焼かれたそばは、下層はパリパリ、上層はもちもちと、異なる食感が楽しめます。 食べ方としては、まずそのままの茶そばの風味を堪能し、次に温かい甘めのつゆに浸して食べるのがポイントです。途中でレモンやもみじおろしを加えることで、さっぱりとした味わいも楽しめます。 この料理の起源は西南戦争にまで遡ります。薩摩軍の兵士たちが瓦を使って肉や野草を焼いて食べたという話をヒントに、1962年に川棚温泉の旅館「たかせ」が開発しました。瓦の保温効果により、最後まで熱々の状態で楽しめることも特徴です。現在では、山口県内外で広く親しまれ、家庭でもホットプレートやフライパンを使って作られることが多いご当地グルメとなっています。
瓦そばの作り方
瓦そば(かわらそば)のレシピ(4人分)
■材料
- 茶そば4袋(170g×4)
- 牛肉切り落とし200g
- 【茶そば用】油大さじ1
- 【牛肉用】油大さじ1
- 【牛肉用】酒、砂糖、醤油各大さじ2
- 【つけ汁】混合だし(かつお節・昆布)240cc
- 【つけ汁】醤油大さじ3・1/3
- 【つけ汁】みりん大さじ3・1/3
- 錦糸卵、もみじおろし、刻みのり適量
- 青ネギ40g
- レモン輪切り2~4枚
■作り方
- 1 沸騰させた混合だしに醤油とみりんを加え、ひと煮立ちさせ、アルコールを飛ばす。
- 2 ホットプレートを温め油を引き、牛肉を炒める。牛肉の赤い色がなくなったら、酒、砂糖、醤油を入れ、煮汁がなくなるまで煮て取り出しておく。
- 3 茶そばを基準の茹で時間よりも1分程度短めに茹でて、ざるにあげ、水気を切っておく
- 4 ホットプレートを掃除し、油を引き、茶そばをほぐし炒める。全体が温まったら、触らずカリッとしたところを作る。
- 5 4に錦糸卵、牛肉、青ネギ、刻みのりを盛り付ける。レモンの輪切りの上に、もみじおろしを円錐形にし、盛り付ける。
- 6 つけ汁を温め、つけ汁につけて、いただく。
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