しし鍋

石岡が育んだ冬の味覚—野趣あふれる郷土料理「しし鍋」
しし鍋 茨城県のご当地グルメ

しし鍋(ししなべ)とは

茨城県石岡市の冬の風物詩「しし鍋」は、地元で捕獲された新鮮な猪肉と季節の野菜をふんだんに使った、野趣あふれる郷土料理です。石岡市八郷地区は、猪肉の出荷が認可された地域であり、古くから猟師文化が根付いてきました。地域の課題である鳥獣被害対策とも結びつき、捕獲された猪を地域振興に活かす「しし鍋マップ」も毎年更新され、冬の観光資源として注目を集めています。 猪肉は縄文時代から日本人のタンパク源として貴重な食材だった様です。4つ足の動物の肉を忌み嫌い、食べない時代もありましたが、こんなに旨いものを食べないなんて信じられません。豚肉よりも濃厚な旨味を持ちつつ、後味がさっぱりしているのが特長です。現代の健康志向にもマッチし、高たんぱく・低脂肪、さらに鉄分やビタミンB群を豊富に含む栄養価の高い食材とされています。しし鍋の味付けは味噌または醤油ベースで、香り高いゴボウ、ネギ、ミズナ、キクナなどが加えられることで、野菜の甘味と猪肉の深いコクが絶妙に調和します。 茨城県産の純米酒との相性は抜群で、そのまろやかな味わいが猪肉の旨味を引き立て、しし鍋の魅力をさらに引き上げます。市内では例年11月から3月ごろまで、数店舗がしし鍋を提供。提供期間や内容は店舗ごとに異なるため、事前予約や確認を推奨します。 石岡を訪れた際には、自然と文化が融合した「しし鍋」をぜひご賞味ください。

しし鍋の作り方

その他情報

  • 名称しし鍋
  • 読み方ししなべ
  • 都道府県 茨城県
  • 料理カテゴリ 鍋料理

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