江ノ島丼
磯の香り広がる江ノ島の逸品、サザエの旨味を卵でとじた『江ノ島丼』」江ノ島丼(えのしまどん)とは
「江ノ島丼」は、神奈川県藤沢市の江ノ島で生まれた郷土料理で、サザエの身を卵でとじた風味豊かな丼料理です。明治末期から大正初期にかけて江ノ島島内の飲食店で提供され始めたこの丼は、サザエをメインに使った親子丼風の一品です。 甘めの出汁で煮たサザエの身を刻み、玉ねぎとともに卵でふんわりととじて、熱々のご飯の上にたっぷりと載せます。サザエのコリコリとした独特の食感と、磯の風味が溶け込んだ出汁の旨味が合わさり、親しみやすい味わいを楽しめます。 江ノ島丼は「ハルミ食堂」が発祥とされ、現在も江ノ島島内やその周辺の多くの飲食店で提供されています。かつては江ノ島近海で多く採れたサザエを使っていましたが、現在は千葉や伊豆産のサザエが使用されています。それでも変わらず、江ノ島名物として多くの人に愛されています。 しらす丼が近年有名になりつつある中で、江ノ島丼は元祖江ノ島名物丼として、その伝統的な味わいが地元の人々や観光客に親しまれ続けています。江ノ島を訪れる際は、ぜひこの一杯を味わって、歴史ある江ノ島の風情を感じてください。
江ノ島丼の食レポ動画
江ノ島丼(えのしまどん)のレシピ(2人分)
■材料
- サザエ2個
- シラス25g
- タマネギ1/2個
- 卵3個
- カツオのだし1カップ
- 酒大さじ2
- みりん大さじ2
- 醤油大さじ2
- 砂糖大さじ1
- ごはん2膳
- 海苔適量
■作り方
- 1 サザエは貝の中に貝剥き(なければスプーンの柄)を突っ込んでぐるりと1回転させて、身を取り出す。指を突っ込んでぐるりと回し、残ったワタの部分を取り出す
- 2 ワタの真ん中の部分は苦いので切り取って捨てる。身とワタを流水で洗って、身はスライスし、ワタは一口大にカットする
- 3 鍋に出汁を入れて火をつけ、酒、みりん、醤油、砂糖を入れる
- 4 薄くスライスしたタマネギを入れ、3分ほど煮る。カットしたサザエを入れて1分煮て、溶いた卵を回しかけ、シラスを入れて火を止め、蓋をして蒸らす
- 5 丼にごはんをよそい、(4)を上から乗せる。海苔を乗せてできあがり
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