きりたんぽ

炭火の香ばしさと旨みが詰まった、秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」
秋田県のご当地グルメ

きりたんぽ(きりたんぽ)とは

秋田県の伝統的な郷土料理である「きりたんぽ鍋」は、炊いたうるち米をすりつぶし、杉の棒を先端から包むように巻き付けて焼いた「たんぽ」を、鶏肉や野菜とともに煮込んだ鍋料理です。諸説ありますが、この料理は、秋田県北部の大館市や鹿角市が発祥の地とされ、山で炭焼きや伐採を行う人々が、残ったご飯を棒に刺して焼き、鳥鍋に入れて食べたことが始まりと伝えられています。 「たんぽ」という名称は、串に巻きつけて焼いたご飯が、槍の刃先を保護する「たんぽ(短穂)」に似ていることから名付けられ、鍋に入れる際に食べやすい大きさに切ることから「きりたんぽ」と呼ばれるようになりました。 地元では鶏がらのだし汁に入れて煮込んだり、味噌を付けて焼いたりして食べています。 きりたんぽ鍋の主な具材には、比内地鶏、ごぼう、長ねぎ、せり、まいたけ、糸こんにゃくなどが使用されます。比内地鶏は、秋田県産の地鶏で、脂がきめ細かく、たんぽとの相性は抜群とされています。 栄養面では、鶏肉は高たんぱくでビタミンB群を豊富に含み、疲労回復や筋力アップに役立ちます。ごぼうは食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果が期待できます。せりにはビタミンAやビタミンCが含まれ、免疫力の向上や抗酸化作用が期待されます。 きりたんぽ鍋には、秋田県産の日本酒がよく合います。特に、すっきりとした辛口の日本酒は、鶏肉や野菜の旨味を引き立て、鍋全体の味わいをより深めてくれます。 秋田県では、毎年「本場大館きりたんぽまつり」や「きりたんぽ発祥まつり」といったイベントが開催され、地元の人々や観光客に親しまれています。これらの祭りでは、きりたんぽ作りの体験や、出来たてのきりたんぽ鍋を味わうことができ、秋田の食文化を堪能する絶好の機会となっています。 秋田を訪れた際には、ぜひ本場のきりたんぽ鍋と地元の日本酒を味わい、伝統的な食文化に触れてみてください。

きりたんぽの作り方

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